
四百年前、侍がマドリードの王宮に立った——料理教室でたどり着いた歴史の話
「そういえば、昔、侍がスペインに行ったって本当ですか?」——料理教室の夕方、何気ない一言から始まった四百年の物語。伊達政宗が送った遣欧使節、支倉常長。フィリピンでの衝突、長崎の十字架、そしてマドリードでの謁見。交流と対立の狭間で、一人のスペイン人シェフがたどる歴史の糸。

「そういえば、昔、侍がスペインに行ったって本当ですか?」——料理教室の夕方、何気ない一言から始まった四百年の物語。伊達政宗が送った遣欧使節、支倉常長。フィリピンでの衝突、長崎の十字架、そしてマドリードでの謁見。交流と対立の狭間で、一人のスペイン人シェフがたどる歴史の糸。

スペイン料理のクラスをしていると、参加者の方からよく聞かれます。「先生はどこで食材を買っているんですか?」今月も、ある食材がきっかけでした。黒いご飯「アロス・ネグロ」を作るために使っている、スペインから輸入したイカスミです。

ガリシアの貧しかった80年代。「貧乏飯」と笑われる料理の裏には、母と祖母の知恵があった

スペイン料理教室で20年。8人の生徒さん、家庭用ガスコンロ2つ、30cmのパエリア鍋。そんな現場で私が実践する、正統派ではないけれど機能する技術を正直に語ります。

サンティアゴ・デ・コンポステーラから日本へ。パエリアがほとんど存在しない土地で育ち、東京で初めて「ソカラット」と向き合った料理人が、20年かけて悟った真実。スペインの「燃えろ!」と日本の「耳を澄ませ」——同じ焦げた米でも、まったく異なる二つの哲学。

マヨネーズ、アリオリ、ロメスコ…スペインは知られていないうちに、世界の食卓を支配していた。そして、イタリアの最も有名なパスタソースの本当の起源は、ガリシアの古い道にある。

料理教室で何度も生徒さんから質問されます。「どのハモンが一番美味しいですか?」「どんな種類がありますか?」世界中で愛されるスペイン料理の象徴であるハモン。一見シンプルに見えるこの食材が、実は他の場所では決して再現できない理由を、この記事で書こうと思いました。

東京ディズニーランドで手にしたカラフルなチュロスと、ガリシアの村で食べた素朴な揚げ菓子。同じ名前でも、まったく違う二つの世界。羊飼いの知恵が生んだ実用的な食べ物が、海を渡って「カワイイ」デザートになるまでの、驚きと発見の物語。

日本でスペイン料理教室を開いていると、生徒さんから必ずと言っていいほど受ける質問があります。「ホセさん、タパスとピンチョってどう違うんですか?」。バルセロナやサン・セバスティアンの話はできません。私の故郷、ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラの「バルの常識」から、その正直な答えをお話しします。

日本に住むスペイン人シェフが語る、驚きと発見の20年。ガリシアのウニが「黄金」となるまで、天ぷらやカステラに隠されたイベリアのルーツ。そして今、私たちの食卓で交差する、四百年の対話。

料理教室で必ず聞かれる素朴な質問。エキストラバージンオリーブオイルの選び方と、「仕上げの一振り」が料理を劇的に変える、スペイン人シェフの実践的哲学。

「亜硫酸塩含有」という表示を見て、そのワインは体に悪い添加物が入っていると思ったことはありませんか?今日はその誤解を解き明かします。

スペインで最も不思議で美味しいデザートの一つ、「トッシーノ・デ・シエロ」に隠された素晴らしい物語を探求してみましょう。答えは、シェリー酒の華やかな世界にあります。